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白芭 壱伍

Author:白芭 壱伍
マゾい

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2013/11/03 (Sun) 02:11
僕が執事になった経緯 その2

 僕が指名した女王様の名前は、
黒岩 静流(くろいわ しずる)という名前だ。
 年齢は、僕よりも6年上の正真正銘お姉さんである。

 普段、こういう風俗関係の店で働く女性達は
源氏名を使う事が多いそうだが、彼女は自分の
本名をそのまま使用しているらしい。
 僕の勝手なイメージだと、それは女王様の
ポリシーなのかと思ったが、女王様曰く、

「正直なところ、良い名前が思いつかなかった」

 だそうだ。

 そんな事を話しながら、僕と女王様はやがて裏路地
に入口のあるホテルに到着した。

「ここはね、普通のラブホじゃなくて、SM専用のホテルなの」

「へぇ……」

「部屋はどうする?」

 そう言われて、部屋の内容を見てみたが、正直な所
どの部屋が良いのかよく分からなかった。

「じゃあ私が勝手に決めちゃうわね?」

「お願いします」

 そう言うと、女王様はすぐにパネルのボタンを押した。
 部屋番号は、001号室だ。

 女王様の先導で、001号室へ入る。

 部屋の広さは思っていたよりも、やや狭かった。
暗い照明だが、それでもはっきりとわかる程濃い
赤色の壁に囲まれた部屋の中には、いかにもSMの
王道のような拘束椅子や、磔台が設置されていた。


 そして、部屋に置かれたダブルベッドに二人で座り、
そこからSMに関するカウンセリングが始まった。
 このようなSM倶楽部では、虐めてもらう側であっても
結局は店にとってはお客なので、客が求めるような
プレイを可能な限り実現させる事にしているらしい。

「それと、一応スタッフからも聞いたと思うし、貴方も
M男クンだから大丈夫だと思うけど、プレイでは本番行為は
NG。私を怪我させるような行為も当然ながらNGよ」

「はい」

「まぁ、仮に私に抵抗したって、返り討ちにしちゃうんだけどね」

 女王様を襲いたいなんて、これっぽっちもないが、むしろ
返り討ちに合うとどんな事が起こるんだろうと、一瞬想像が
頭をよぎった。

 ……それにしても、カウンセリングをしているのだが、
僕と女王様の距離がゼロ距離で密着している。
 女王様はあえて僕の身体に密着させているようだが、
あまり女性に免疫の無い僕にとっては、たったこれだけの
事でドキドキしてしまう。

「夏輝クンはどんなプレイをご希望かしら?
私はこれでもいろんなプレイ可能だから、なんでも言って?」

「う……そう言われても……」

 それはそれで困った。正直な所、女王様にして欲しい事なんて
具体的に考えてなかったのだ。

「あら、何も考えてなかったの?」

「は、はぁ……申し訳無いです」

 そう言うと、女王様はクスクスと笑いながら、

「ううん、いいのよ謝らなくても。何をして欲しいのか
わからないけど、虐めて欲しいんでしょう?」

「そ、そうなんですよね……」

「いいのよ、じゃあ私にお任せで、今日は貴方の好みを
発見していく事にしましょうか?」

 そう言われた時、自分は無意識のうちに、こう言った。

「あ、いや、僕に気を使わなくても良いです」

「ん?」

「僕は、むしろ静流女王様のしたい事をやって欲しいです」

 そう言うと、女王様はやや驚きの表情を見せて言った。

「あら、初心者クンとは思えないようなセリフね?」

「いや……正真正銘の初心者ですけど……」

「けど、いいの? 初めての人って意外と受け入れられる
プレイが自分でもわからなくて、悲しい思いをする子も
いるのよ?」

「ええ、けど僕は……上手く説明が出来ないんですが、
僕を虐めて女王様が喜んでくれるなら、いいなって」

 僕がそう言うと、女王様はカウンセリング用の用紙に
無言で何かを書いた後、少し真剣な表情で僕に言った。

「ちなみに、こういうSM店で働く女性って、全員が
真性のSじゃないのよ」

「ええ、なんとなく分かりました」

 そう、それは指名用の写真を見てなんとなく理解していた。
だが、それと同時にもう一つなんとなく分かった事がある。

「静流女王様は、真性のSですよね?」

「ん~? 何故そう思うのかしら?」

「特に明確な理由は無いです。ただの勘……なんですけど」

「……そう」

 その時だった。特に外見上ではまったく分からないが、
女王様の様子が変わったように思えた。
 今までの雰囲気とは違う―――何か女王様から得体のしれない
オーラというべきモノが出ているように感じとれた。

「夏輝クンって不思議な子ね」

「そ、そうですか?」

「私が真性のSだって事を見抜いたうえで、貴方を好きなように
しても良いって言ってるのね?」

「確信してる訳じゃないですけど、女王様はSですよね?」

「ええ、そうよ。それはもう筋金入りのね」

「じゃあ、僕はそんな女王様に虐めてもらえるから光栄です」

「フフ、可愛い事を言っちゃって。―――実は、私もそこまでの
M男クンを見たことが無いの。私の知っている限りではただ1人」

「へぇ……その人とはなんか、気が合いそうな気がします」

 そう言うと、女王様は口に手を当てながらクスクスと笑った。

「そうね、確かに気が合いそうだわ」

「一度会ってみたいものです」

 そう冗談を言ってみたら、女王様は意外にも

「もしかしたら、近いうちに会うことになるかもね」

 と、良く分からない事を言った。

「さて、じゃあカウンセリングはここまで」

 そう言うと、女王様はベッドから立ち上がる。

「さぁて、そこまで言うなら、私も本気出しちゃおうかしら。
言っておくけど、私って本当に男の子を虐めるのが大好きだから、
本気で駄目だったら、ストップを二回言いなさい」

「ストップ?」

「合言葉。ほら、やめて~て叫びながら虐められたいっていう
願望もあったりするから、プレイを強制的に止める判断が
わかりづらいからね。あまり使わない言葉をキーワードにして、
行き過ぎた行為にならないようにするのよ」

「なるほど、わかりました」

「……念を押すようだけど、本当にいいのね?」

「はい、女王様のお好きなようにしてください」

「わかったわ。……じゃあ、用意するから貴方はシャワーを
浴びてきなさい。これもお店のルールだからね?」

「わかりました」

 僕は、いそいそと部屋に備わっている脱衣所で服を脱ぎ、
シャワーを浴びる為にユニットバスルームへと足を踏み入れた。

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